おかあさんのおなか(子宮)の中に入り立ての赤ちゃんは、おかあさんから栄養をもらえません。 なぜなら、胎盤(たいばん)がないから、おかあさんから栄養がもらえません。 そこで、卵黄嚢という栄養がつまったふくろを持っているのです。 赤ちゃんの弁当箱ですね。 |
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卵黄嚢(らんおうのう) | ||||||||||||
腹部エコーで見た実際の映像(えいぞう)です。 矢印で示しています。 |
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袋状に見えるのが胎嚢(たいのう)といって赤ちゃんが入っている袋です。青でかこったものです。大きさは約2.3cmです。 矢印でしめしたものが卵黄嚢で、大きさは約5mmです。子宮で育って6週目ぐらいでしょう。 |
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お腹の大きな動脈の周辺にあるAGMという場所でも赤血球は作られます。 | ||||||||||||
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5週〜7週目以降、じょじょに何かが変わり始めます。 | ||||||||||||
赤血球、白血球と血小板のもとである造血幹(ぞうけつかん)細胞 |
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一方、10週を過ぎると、お母さんと胎児を結ぶ | ||||||||||||
胎盤を通して、お母さんから子供に栄養がじょじょに運ばれます。 | ||||||||||||
卵黄嚢の仕事は終わり、消えていきます。 | ||||||||||||
下の写真は約10週目の赤ちゃんです。 | ||||||||||||
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赤ちゃんの心臓は5週目で動き始めますが、15〜17週目から、心臓の4つの部屋がエコー検査で見えるようになります。 | ||||||||||||
24週目以降、肝臓から骨髄 に造血幹(ぞうけつかん)細胞が移動します。 | ||||||||||||
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25週目の赤ちゃん | ||||||||||||
骨髄 | ||||||||||||
赤色骨髄 | ||||||||||||
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赤血球の形はどのようになっているでしょう? | ||||||||||||
名古屋大学博物館の資料をお借りしました。 赤ちゃんが21mmの大きさになるまで、赤血球には核(かく)があります。 63mmになると、核が無くなります。 胚(はい)とは、赤ちゃんが非常に小さいときを指します。 http://www.num.nagoya-u.ac.jp/display/embryo/index.html |
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ヒトの血液は初めは卵黄の中で作られ、その後、脾臓や肝臓で作られるようになり、 最後に骨髄で作られるようになります。 赤血球は骨髄で作られるようになって初めて、 核を捨てることができ(脱核)、無核のふだん、目にするような形になります。 |
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■他の動物の赤血球はどうでしょう? | ||||||||||||
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赤血球に核がない動物は哺乳類だけです。 カエルなどの両生類や鳥類などでは脱核がありません。哺乳類では体の隅々まで多くの酸素を運ぶため、 大きさを小さくして表面積の割合を大きくしました。 また、不必要な核を捨てて,細胞の特殊化が進みました。 | ||||||||||||