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二次医療圏とはなにか。西都児湯医療圏の特徴は?

厚生労働省によると、二次医療圏とは、「一体の区域として病院等における入院に係る医療を提供することが相当である単位として設定する。」その際、以下の社会的条件を考慮する。
・地理的条件等の自然的条件 ・日常生活の需要の充足状況 ・交通事情 等と定義され、一般の入院に係る医療を提供するものとしています。
平成25年には、厚生労働省は、医療計画の見直しの一環として、二次医療圏の設定について、特に、以下の要件を全て満たす医療圏の検証を行うことを求めました。
・人口20万人未満
・流入率が20%未満
・流出率が20%以上
宮崎県で、二次医療圏は7つあり、延岡西臼杵、日向入郷、宮崎東諸県、西都児湯、日南串間、都城北諸県、西諸です。人口数で、4番目に多い医療圏が西都児湯です。
人口3万人の西都市は、その東側に人口7万5000人の児湯郡という五町一村の地域を有し、約10万5000人の二次医療圏として、西都児湯医療圏と定められています。

入院患者の62%は宮崎市などに依存
救急車搬送による流出率は44%。

え

全国けんぽ協会宮崎支部が平成26年10月分の入院および入院外レセプトのデータを調べた結果、全疾病の当医療圏から宮崎東諸県などへの入院患者流出率は62.6%、入院外では31.9%でした。これらのデータから、検証の対象になり、西都児湯医療圏は宮崎東諸県の医療圏に合併吸収すべきという意見が医療者からでました。西都児湯医療圏内で、200床以上の病院は2か所のみで、西都市内では、200床以上の病院はなく150床、55床、28床の3病院のみで、宮崎市内の一般診療に見合うだけの医療は提供できていないのが実情です。これに対して、2018年3月の第7次宮崎県医療計画では、検証対象である西都児湯医療圏、日向入郷と西諸の3つの二次医療圏は、従来通りとし2024年まで見直さない考えにまとまりました。つまり、西都児湯医療圏の外来・入院診療は、自分たちでなんとかしなければならないということです。吸収合併しても、解決できないからだと思います。特に、西都市内から宮崎市に救急車で搬送される救急患者数が44%で、おそらく、そのまま入院する患者は相当数いると思います。日頃、多くの住民はなにも感じず生活していると思いますが、いざ急に体に不調を感じたとき、44%の人は、致し方なく、宮崎市に搬送されるのが現状です。
下の表を見てください。西都児湯医療圏は、西諸医療圏に次いで、絶対医師数が少ない医療圏です。

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さらに、人口当たりで、医師数を表した表です。
西都児湯医療圏は、最も医師数が少ない現状で、医療全体を活性化する必要があると思います。

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図表10 【人口10万人あたり高度急性期・急性期病床数(二次医療圏)】

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出所:宮崎県 平成26年度病床機能報告

図表11 【人口10万人あたり回復期病床数(二次医療圏)】

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出所:宮崎県 平成26年度病床機能報告
医師数だけでなく、急性期、回復期のベッドも少ない医療圏です。

平成25年の1年間で、西都市・児湯郡の新生物罹患患者の平均約77%が医療圏外で治療または緩和ケアを受けています(下表参照)。
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下の表は、腫瘍による死亡数を表しています。恐らく、手術または治療を受けた施設で、多くの方が最後を迎えられていると思います。当然、宮崎市内でしょう。緩和ケア施設が少ない当医療圏では、患者の家族が、死にゆく身内の最後を心置きなく見守ることは難しいかもしれません。
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