重症オーム病、急性マイコプラズマ細気管支炎、糖尿病合併症妊婦に頂部硬直を伴わずに発症した肺炎球菌性髄膜炎副鼻腔炎をfocusとする重症細菌性髄膜炎に脳血管障害を併発急性呼吸窮迫症候群を合併したインフルエンザ脳症、日本紅斑熱、アエロモナス感染、レジオネラ肺炎

1994 年、ニューキノロン系の静注抗生物質がなく、オーム病を疑いテトラサイクリン系の抗生物質を投与しました。あまりにも、ガス交換能が悪く、人工肺を使用す ることも考えました。現在では、たいした感染症ではないかもしれません。スライドは、写真のネガから再構成したため、不鮮明です。あしからず。オーム病以外に、上記のタイトルにある症例を経験しました。

----人工呼吸管理により救命し, BALFより起炎菌を分離しえた重症オウム病の1例(1995)


この症例は、あまりにも、呼吸状態が悪化したので、とりあげました。

さほど、問題がないとは思います。

ステロイド投与が有効であったマイコプラズマ急性細気管支炎の1例(1996)

ICUには、色々な診療科から入室依頼がありました。下記の症例は、産婦人科の患者でした。当時は、麻酔科、産婦人科、2外科、皮膚科 などから出向した医師で、ICUを運営していたため、産婦人科の重症患者は意外と簡単に入室していました。感染源が特定できず、神経内科医に、脊髄液の検 査を依頼しました。以下のように、髄膜炎でした。感染源がわからないとき、髄膜炎を忘れてはいけないと思いました。

子供は、帝王切開で、無事生まれました。

糖尿病合併症妊婦に頂部硬直を伴わずに発症した肺炎球菌性髄膜炎の1症例(1997.12.1)

以 下の症例も、髄膜炎です。副鼻腔炎の悪化と高気圧が加わったことで、副鼻腔の炎症が、髄膜に波及したと思われる2症例でした。2例目は、痙攣もあり、髄液 が採取困難であったため、全身麻酔下に、硬膜外針で髄液を採取しました。あまりにも粘稠で、通常の針では、採取できませんでした。

 

副鼻腔炎をfocusとする重症細菌性髄膜炎に脳血管障害を併発した2成人例(1996.9.1)

 

炎症性の皮膚疾患を診たとき、必ず、塗抹検査と培養検査が必要と思われます。


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昼過ぎ、痙攣がひどく、救急室で気管挿管を施行しました。ICUに入室し、様子観察。午後11 時30分、状態が悪いため、自分が呼ばれました。母親の顔面が険しく、県立日南病院の医療者に、相当の不信感があると察知しました。母親は、すぐにでも、 大学病院か県立宮崎病院に移送してほしいと言いましたが、患児の呼吸・循環状態が悪く、搬送に耐えられないと判断しました。気管内から、血痰が吹き出し、 心不全を疑いましたが、むしろ心エコー上、心機能は良好でした。Fr4.0の気管チューブの横から、空気が漏れ、PEEPの効果がないため、気管チューブ を4.5に入れ替えねばならない状況でした。もう、危ない状況なので、awake挿管になりました。チューブを抜いたとき、しまったと感じました。口腔内 が見えず、血痰が出ていました。やばいと思いながら、口腔内に黒い孔があったので、挿管しました。気管でした。
その後、PEEPを効果的にかけることができ、ステロイドのパルスを行い、翌日の朝方には、呼吸状態が安定しました。安堵した母親は、すこし、こちらを信 用する仕草がありましたが、大学病院に、ヘリで搬送することになりました。8分で、大学病院に到着しましたが、喀痰が多いため、ヘリ内で気管吸引操作を 10分以上行い、タイミングを見計らって、ICUに搬送しました。
残念ながら、患児は脳に障害が残りました。視力が衰え、発語がないようでした。

 

急性呼吸窮迫症候群を合併したインフルエンザ脳症の1例(平成20年9月22日)

 

 

ご存じのように、アエロモナス、ブルニフィカンスなどのグラム陰性桿菌に感染した場合、肝機能 が低下していると、激烈な敗血症を起こします。よくある話ですが、筋肉痛で、整形外科を受診している場合も多いようです。3~4日には、取り返しのつかな い状態になります。このあたり、肝疾患の有無を注意深く、観察することが大事のようです。また、生ものを摂取した病歴も欠かせないでしょう。以前、夏に、 釣りに出かけ、釣り針を手指に引っかけ放置し、2日後、上腕まで晴れ上がった患者がいました。次の日に、亡くなりました。ビブリオ ブリニフィカンスでし た。早期の場合、切断もありますが、肩まで侵襲していた場合、切断は無理でしょう。福岡から宮崎に釣りに来た55歳の方でした。肝機能は悪かったです。

 

レジオネラ感染症を経験しました。よくなりました。